Linuxで自宅サーバーを始める


Linuxで自宅サーバーを始める

Linuxとは・・・

POSIX準拠のUNIX互換OS。
フィンランドの学生だったリーナス・トーバルズが開発したカーネルを、彼が中心になって皆で寄ってたかってOSに仕立て上げたもの。
ベースはMINIXと言われている。
Linuxをディストリビューション化するためにGNUのコンポーネントを多用している為GNU/Linuxと言う呼び方をする事もある。(Linux自身もGPLで配布されている。)

ソフトウェア開発における「バザールモデル」の成功例。

LinuxをOSとして使えるようにした何種類ものディストリビューションが公開、発売されている。
もともとはi386上で動作するOSとして作られたが、現在はi386だけではなくPowerPCやAlpha、SPARC、SuperH、Playstation 2などで動作する。
Linux Is Not Unixの略だと言う説もある。発音は「りぬくす」が原音に一番近い様だが、英語読みの「りなっくす」が一般的に普及している。


国内で人気の主なディストリビューション

現在日本で構築する際に候補になるディストリビューションをあげます。

ディストリビューション名URL配布形態
Fedra
fedora.png
公式 http://fedoraproject.org/GPL
FTP・書籍から入手可能
最新リリース Fedora 26
RedHat 社が RedHat Linux 9 を最後にコンシューマ向け Linux の開発・販売を中止した事からその開発の継続を請け負った Linux ディストリービューション制作プロジェクト。
Redhat Enterpriseへ反映される先進的な取り組みなどがここで行われてFedoraとして公開されている。
Redhat Enterprise Linux
redhat.png
公式 http://www.redhat.com/
日本公式 http://www.jp.redhat.com/
商用
最新リリース Red Hat Enterprise Linux 6 / 7
数あるディストリビューションの中でも最もメジャーな部類
大規模なエンタープライズ向けによく用いられる。
ワークステーション(デスクトップ)用も用意されている。
Turbolinux
turbolinux.png
公式 http://www.turbolinux.co.jp/商用
最新リリース Turbolinux 11 Server
インストーラやデスクトップ環境の多くが日本語化されており, 簡単に最新のカーネルやソフトウェアが利用できるのが特徴
Miracle Linux
miracle.png
公式 http://www.miraclelinux.com/商用
最新リリース MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside
Redhatがベースの企業向けLinux。
主にデータベースとの連携に特化されているためOracleなどのとの相性がいい。
SUSE LINUX
suse.png
公式 http://www.suse.com/商用
最新リリース SUSE LINUX 12
Redhatについでシェア第二位を占める。
自宅サーバーの部類では上級者に人気がある。
日本語での情報が少ないのが難。
Debian GNU/Linux
debian.png
公式 http://www.debian.org/商用
最新リリース Debian GNU/Linux 9.2.1
Debian独自のインストーラ・パッケージの管理方式に独自のdeb形式を採用。
他のディストリビューションに比べて独自色が強い。
対応パッケージの多さや、きめ細かなパッケージ管理などの利点
CentOS
centos.png
公式 http://www.centos.org/GPL
FTPから入手可能
最新リリース CentOS 6.9 / 7(1708)
著名な米国の商用エンタープライズLinuxパッケージの公開されているオープンソースコード(GPL)をユーザーコミュニティが再編集、再コンパイルしたパッケージ。
最大の特徴はベースになる商用Linuxパッケージ とバイナリー互換がある。
openSUSE
geeko.png
公式 http://ja.opensuse.org/GPL
FTPから入手可能
最新リリース openSUSE 42.3
Noveの支援のもとSUSE Linuxの公開されているオープンソースコード(GPL)をユーザーコミュニティが再編集、再コンパイルしたパッケージ。
特徴は,「YaST」と呼ばれる独自の管理ツールを備えておりハードウエアやシステムの一元管理が可能。
Vine Linux
vine.png
公式 http://www.vinelinux.org/商用
GPL FTPから入手可能
最新リリース Vine Linux 6.5
使いやすい日本語環境を提供するディストリビューション。
インストールの直後から快適な日本語環境で作業ができるように、さまざまな工夫がされている。
Ubuntu
ubuntu.png
公式 http://www.ubuntulinux.jp/GPL
FTP・書籍から入手可能
最新リリース Ubuntu 17.10
堅牢なサーバーとして定評のあるDebianをベースとし、高い信頼性とパフォーマンス、そして定期的なアップグレードを提供

※GPL:GNU Lesser General Public License (GNU 劣等一般公衆利用許諾契約書) フリーソフトウェアのライセンスの一形態

ディストリビューション・PCの選択

上記のようにLinuxにはいろんなディストリビューションが存在します。

自宅サーバーであれば商用のように大規模で高性能・高価なLinuxサーバーは必要ありません。
まずはフリー(GPL)で入手可能であるものを選び、Linuxに馴れて本格的な運用を検討するようになったら商用Linuxに切り替えるといいでしょう。

初めての方にお奨めなのは Ubuntu
関連書籍が多数出ており、CDが同封されているものが多いです。
またWebにも多くのインストール方法を紹介したサイトがあります。
まずは、書籍を購入して手順に沿って構築することをおすすめします。
ある程度Linuxの経験がある方ならば、CentOS、openSUSE、Ubuntu あたりがお勧めです。

PCはWebサーバーとして公開するだけであれば使い古したPCで十分です。
また外部へ公開しないでLAN内のみという限定環境でファイルサーバーとして利用も可能です。

セキュリティーを常に意識すること

Windowsと同様にLinuxにもバグ・セキュリティーホールは存在します。

  • セキュリティー情報、アップデート情報を常に把握すること
  • パッケージ(rpm等)、ソースファイルからのアップデートができること
  • 不必要なサービス(デーモン含)を立ち上げない(セキュリティーホールの原因に繋がることがあります。)
  • 各種ログファイルを定期的にチェックすること

以上のことが可能でなければ、自宅サーバーはお薦めできません。
好奇心だけで構築しセキュリティー対策をしなければ、あっという間に外部から攻撃をうけ不正アクセスされたり、踏み台にされることになります。

これはWindowsでサーバー公開する場合も同様です。
セキュリティー情報・Update情報を常に把握し、最低限のセキュリティー対策の知識がないと危険です。

セキュリティー対策を施さない状態で公開すると、あっという間に アカウントハック脆弱性を狙った攻撃 を受けて、最悪な場合ウィルス・トロイの木馬の感染、踏み台、内部情報盗み取り、OSクラッシュ・・・となりかねません。

決してサーバー公開の敷居を高くしようとは思っていません。
ただ、安易に公開したサーバーをもとに数千・数万・それ以上のインターネットユーザー・サーバーへの影響があるということを覚えておいてください。



添付ファイル: filevine.png 145件 [詳細] fileubuntu.png 145件 [詳細] fileturbolinux.png 148件 [詳細] filesuse.png 142件 [詳細] fileredhat.png 145件 [詳細] filemiracle.png 153件 [詳細] filegeeko.png 152件 [詳細] filefedora.png 151件 [詳細] filedebian.png 159件 [詳細] filecentos.png 159件 [詳細]

Last-modified: 2017-10-20 (金) 01:18:37 (2d)